制作工程
染料の材料について
ハマナス(浜梨・バラ科)

鳶八と呼ばれています。
カリヤス(刈安・イネ科)


染める
ハマナス・鳶八







カリヤス・黄八








整経作業(糸巻き)


整経は、機織り前の重要な工程です。糸くりと言われる作業で、かせ木(糸巻用の木枠)に糸を巻きながら張力を整えます。


かせ木(糸巻用の木枠)に巻かれた染糸。ピンク系や淡いグリーンなどの色の染めも行っています。
経糸(縦糸)を張る


経糸を止めます。


織機に経糸を張っていきます。


1本1本手作業で綜絖(そうこう)*1に通します。幅39cmの反物の場合、通す経糸は1,800本で3〜4日要します。
*1 綜絖(そうこう)・・2枚の綜絖枠を動かすことにより、緯糸(横糸)を通します。


筬(おさ)*2に通します。
*2 筬(おさ)・・緯糸(横糸)を手前に寄せるバーです。
経糸(縦糸)完成後、緯糸(横糸)へ


一反(約13m)を織るのに一週間から10日かかります。緯糸(横)の打ち込みは、自動の杼(ひ)で織りあげます。目を飛ばしたり絹糸が切れたりしないよう目を凝らします。


反物完成
